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2018.06.15
米国ASMS学会にて研究発表

米国ASMS学会にて共同研究の発表を行いました。
6月3日~7日にアメリカ サンディエゴにて開催された第66回ASMS(American Society for Mass Spectrometry ) 
においてエクワインレーシング・大阪大学との共同研究による研究発表を行いました。
発表タイトル:Microscopic MALDI-Imaging Mass Spectrometry Inside Horse Hairs to Detect Drug Administration History(顕微MALDIイメージング質量分析法を用いた馬毛髪からの薬物投与歴検出法)
発表者:Shuichi Shimma1 and Masaru Sese2
1: Osaka University, 2: Equine Racing,
 ASMS: https://www.asms.org/conferences/annual-conference/annual-conference-homepage
従来の質量分析法では試料中の興味のある場所にどのような分子が高濃度で存在しているか、見ているもの、見ている場所に含まれている分子を直接質量分析することができませんでした。今回、イメージング質量顕微鏡『iMScope TRIO』を用い、馬のタテガミを毛根から毛先まで、薬物由来のシグナルを質量分析で検出する方法を開発し、薬物の投与時期を含めた情報を得ることに成功しました。
馬毛分析は今後重要な分析法の一つとされています。しかし、既存手法では「洗浄〜裁断~粉砕~抽出~測定」という過程が必要であり非常に煩雑かつ処理中の夾雑物混入の問題が議論されています。今回開発した方法では、上記過程を踏まずに、毛髪表面に存在するキューティクルを取り除くのみで分析が可能となります(図1)。この技術は競走馬の検査・診察、ドーピング履歴の可視化、法医学研究において貢献できるものと考えています。

図1:イメージング質量分析法のながれ

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