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2019.05.11
HBAトレーニングセール上場馬 プロモーションビデオの公開

5月21日に開催されるトレーニングセール
2012年にエクワインレーシングを開業し7年目。
トレーニングセールへの上場は今回で5回目になる。
2013年リネンレーザー、2014年クリノダイスーシー、2017年アシュリン、アンジュキッス、タニマサベーカ、2018年ブラックファラオ、エストレラブランコ、タカラパーティ
過去8頭を上場し完売。新馬勝ち3頭、デビュー率100%、7頭が現在も現役。総売却価格6,039万円に対し総獲得賞金7,291万円。悪い数字では無いが誇れる数字では無い。
トレーニングセールをゴールと考えると売却利益が出れば成功だが、我々はそう考えていない。『トレーニングセールは走らない』そう言われない様、販売事業に参入した時からトレーニングセールを通過点、競走成績こそゴールだと意識してきた。
2014年のクリノダイスーシー、2017年のアシュリン、アンジュキッスは及第点。昨年は大失敗。2017年の成功にあぐらをかいたと言われても仕方のない結果。
素質のある馬は仕入れられたが馴致の遅れからの乗り込み不足。高強度トレーニングの頻度も少なかった。馬は素質で走るとタカをくくり15-15を行ったのは3月末。急ピッチで乗り込んだ故にソエを発症させてしまう誤算。更に乗り込み量が減る悪循環に至った。それでもそれなりにタイムは出せると思っていた。
結局目立ったタイムは出せず売却した3頭は中央デビューも現在未勝利。多くの課題が残った。
セール後、あるオーナーと初めてお話する機会を頂いた。
『トレーニングセールではエクワインに期待してたがあの結果。どうしてダメだったのか理由が聞きたい』と。
失敗した原因は幾つも挙げられた。オーナーに説明した内容だけでなく、スタッフにも考えさせ再分析した結果を社内勉強会で共有した。その課題、全てを解決しようと決めた。
仕入れ予算を大幅に上げ、走ると思う馬をHBA市場で購入した。もちろん購買前にはレポジトリーにて競走能力に影響を与える骨疾患、上部気道疾患の無いことを確認した。
『良い馬は庭で売れている』そう言われない様、落札直後から全馬トレーニングセールへ上場すると公言し庭先取引の申し出も全て断ってきた。
牧場へ入場してからは写真と調教報告書を毎月作成、トレーニング内容から病歴まで良い事も悪い事も公表してきた。
育成の3本柱①トレーニング②栄養③休養を一つずつ見直した。
科学的トレーニングをより深めるため乳酸研究の権威である東京大学身体運動科学研究室の八田秀雄教授を訪ね乳酸学会にも参加した。学会では八田先生だけでなく東京大学陸上部コーチの竹井尚也先生、神奈川大学人間科学科准教授の北岡祐先生、大阪教育大学教育学部准教授の榎木泰介先生など、多くの方へ疑問点をぶつけ馬の育成のヒントを頂いた。
昨年と比較し乳酸や心拍数を測定するデータ数は倍増し今まで以上に高強度トレーニングを実行することが出来た。しかも故障させず。事実、上場馬のセール当日までの平均15-15回数は昨年6回から既に本年22回へと飛躍的に増加した。
トレーニング強度の増加により消費カロリーも増大、飼葉量も濃厚飼料だけで7~8kgと例年の1.5倍。タンパク質投与量も約500g増加し、競走馬並みの量を与えないとコンディションを維持できない程になった。
要求した給餌量を食べさせる為、飼料の配合や投与タイミングを調整しスタッフと共有してきた。
オーバートレーニングにならないかを乳酸値だけでなくスタッフと共に定期的なボディーチェックにて決定し、少しでも飼葉食いが落ちる、肢元が浮腫むなど疲れの兆候が見えた場合には完全休養ではなくトレッドミルを使った積極的休養により体力の低下を最小限に抑えた。
スタッフも自主的に体重測定を2週間に1度に増やしボディコンディションに対する意識が浸透してきた。
我々獣医師はスタッフの知識向上の場として勉強会の頻度を高め、外部の方にも参加を促し積極的な情報交換と多角的な意見交換を実施した。
より扱い易い馬作りを目指しHMHナチュラルホースマンシップの持田裕之さんを招き講習会を開いた。
現役ジョッキー、調教師を招き実際に騎乗してもらうことで馬だけでなくスタッフへ個別にアドバイスを頂いてきた。
新たに加入したスタッフにより組織は充実、若手の勢いとベテランの経験が良い組織バランスを生み出した。
昨年の課題を全て解消して取り組んできた今回のトレーニングセール
良いタイムが出せるか?競馬で結果が出せるか?
その約束は出来ません。
しかし、確実にレベルアップした育成を実行した事は約束できます。
皆様のご来場をお待ちしております。

株式会社エクワインレーシング
代表取締役 瀬瀬 賢

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