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2018.03.09
ドバイICRAV学会にて研究発表

ICRAV学会にて共同研究の発表を行いました。
3月3日~10日にドバイにて開催された第22回ICRAV (International Conference of Racing Analysts and Veterinarians)  においてエクワインレーシング・大阪大学・島津製作所との共同研究による研究発表を行いました。
発表タイトル:Direct analysis of drug in horsehair using imaging mass spectrometry
(イメージング質量顕微鏡を用いた薬物直接分析法)
発表者:Shuichi Shimma1, Masaru Sese2, Takushi Yamamoto3, Koretsugu Ogata3, Shin-ichi Kawano1,3, Yoshihiro Hayakawa3, Junko Iida1,3
1: Osaka University, 2: Equine Racing, 3: Shimadzu Corporation
ICRAV :https://www.icrav2018.com/
従来の質量分析法では試料中の興味のある場所にどのような分子が高濃度で存在しているか、見ているもの、見ている場所に含まれている分子を直接質量分析することができませんでした。今回、島津製作所イメージング質量顕微鏡『iMScope TRIO』を用い、馬のタテガミを毛根から毛先まで、薬物由来のシグナルを質量分析で検出する方法を開発し、薬物の投与時期を含めた情報を得ることに成功しました。
馬毛分析は今後重要な分析法の一つとされています。しかし、既存手法では「洗浄〜裁断~粉砕~抽出~測定」という過程が必要であり非常に煩雑かつ処理中の夾雑物混入の問題が議論されています。今回開発した方法では、上記過程を踏まずに、毛髪表面に存在するキューティクルを取り除くのみで分析が可能となります(図1)。この技術は競走馬の検査・診察、ドーピング履歴の可視化、法医学研究において貢献できるものと考えています。

図1:イメージング質量分析法のながれ

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